なべかま博物館 アルミ鍋

なべかま博物館のご紹介

アルミニウムとアルミ鍋

「20世紀の金属」と云われ金属の中で新しく世に登場し、 日本では明治27年軍隊用の水筒や飯盒が作られ、その後鍋、皿など多くの家庭用品にアルミニウムが使われました。 大正13年にアルマイト加工法 (皮膜を付けてアルミを腐食しにくくする技術) が日本で開発され、広く普及していきました。 昭和30年代半ばまでに家庭用品の主役になってきました。建築、電気、運輸関係で加工のしやすさと合わせて広く利用されるようになりました。

アルミ鍋の特徴

あの白い「アルミ鍋」の特徴 プロに重宝がられる秘密はこんなところ。 1、熱を伝えやすい アルミは鍋の素材の中にあって、銅に次ぐ高い熱伝導性(鉄の3倍以上)をもっていますので、早くしかもムラなく熱が伝わります。 それで料理がおいしく仕上がるのです。 2、手入れが簡単 アルミは、表面に天然の酸化皮膜を作り、鍋の素材を保護します。特に純度の高いアルミは皮膜が充分できていますので、こびりつかず手入れが簡単にできます。 3、軽くて使いやすい 重量が鉄や銅などの鍋と比べて軽いので作業がしやすく、取扱いがスムーズです。 4、丈夫で長持ち 頑丈な作りと厚さで末永く使えます。亭主とどっちが長持ちかな?

アルミ鍋の手入れ

白くて清潔 長持ちの秘訣は手入れがカンジン きれいにいつまでも使って頂くには手入れのカンどころを知っているとグッドです。 ・アルミ鍋の初おろし 初めて使うときのポイント アルミ鍋はそのままいきなり使うと黒く変色すること があります。これは、酸化アルミが水とアルミの酸化 反応によってつくられるからです。 ゆで卵を作ると殻からカルシウムが溶けて、同じよう に変色したりします。 さて、これを防ぐには、米のとぎ汁か野菜のくずを入 れて10分間以上煮立て、まず皮膜をつくってから使 い始めるとよいでしょう。 ・使っているうち黒ずんできたとき 黒変色は実はアルミの自然皮膜のすばらしい侵食防止 の性質で、食品衛生上は何の問題もないのですが、き れいにするには次のようにしてください。 ・レモン1個を4つに切って煮る。 ・酒石酸(薬局で売っています)を入れて煮る。 これできれいに取れます。 ・白くきれいにつかうには 普段の手入れのかんどころ ・使ったらすぐに水洗いし、水分をよく拭き取ってお きましょう。汚れがひどい時は、ナイロンたわしと台 所洗剤を使い、カナたわしはキズがつきますので避け て下さい。梅干しや塩、醤油を使った料理などを長時 間入れておくと、腐食の原因となりますので、保存容 器としては使わないで下さい。 ・湯あかが付いてしまったら 比較的簡単に落とせますので、こまめに洗うことが湯 あかを取るには一番です。 湯あかの原因: 水の中のカルキ分、炭酸塩、硫酸アルミ等が付着する からです。 これを取るにはおちょこ3杯の食酢をコップ1杯のぬ るま湯に入れて、布につけ湯あかを拭き取って、洗剤 で洗い流します。湯あかは酸に弱いのでこれで落とせ ます。
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